レッスン前になると涙ぐんだり、「行きたくない」とぐずったりする姿に戸惑う保護者は少なくありません。無理に通わせ続けると、英語そのものが嫌いになってしまうこともあります。まずは行き渋りの原因を知り、子どもに合った対応を考えていきましょう。
3歳前後の子どもは、まだ保護者と離れて過ごす経験が少なく、知らない人や場所に強い不安を感じやすい時期です。教室に着いた瞬間に固まってしまったり、先生に話しかけられて泣き出してしまったりするのは、この時期によく見られる光景です。無理に引き離そうとすると、教室そのものへの苦手意識が強まってしまうこともあります。
幼児が集中していられる時間には限りがあり、座学中心のレッスンでは飽きてしまいやすい傾向があります。体を動かしたい気持ちを抑えられずに椅子から立ち上がってしまったり、レッスン中に他のことへ気持ちが向いてしまったりすることも珍しくありません。
歌やダンスが好きな子どもに座学中心のレッスンを選んでしまうなど、子どもの興味関心とスクールの進め方が合っていないと、楽しさを感じにくくなります。好きなことと結びついていない学習は、モチベーションを保ちにくいものです。
「行きたくないなんてダメでしょ」と気持ちを否定してしまうと、子どもは自分の感情を伝えることをためらうようになります。まずは「そうなんだね」と気持ちを受け止めることが、安心感につながります。
理由を無理に聞き出そうとせず、子どものペースに合わせて話を聞く姿勢を大切にしましょう。焦って結論を急がず、日をあらためて話を聞くことも一つの方法です。
「〇〇ちゃんは楽しそうに通っているのに」といった比較は、子どもの自信を傷つけてしまうことがあります。子どもによって英語との相性やペースは異なるため、周囲と比べず、その子自身の変化に目を向けてあげましょう。
教室に入れただけ、先生に挨拶できただけといった小さな一歩をしっかり褒めることで、子どもは「できた」という感覚を積み重ねていけます。結果よりも過程に目を向けた声かけを続けることが、次への意欲につながっていきます。
行く前から激しく泣き叫ぶ状態が1ヶ月以上続いている、教室の建物を見るだけで拒否反応を示すといった場合は、無理に続けさせず一旦休ませることも選択肢のひとつです。休んでも状態が変わらない、あるいは悪化するようであれば、スクールの移行を検討するタイミングかもしれません。
退会を伝える際は「失敗したからやめる」という言い方ではなく、「もっとワクワクする英語の教室を探そうね」など前向きな言葉を選ぶことが大切です。子どもが「自分はダメだった」と感じてしまわないよう、次への一歩として捉えられる声かけを心がけましょう。
子どものタイプに合わせて環境を見直すことも有効です。場所見知りが強い子どもには、自宅で保護者と一緒に受けられるオンライン英会話が向いている場合があります。飽きやすく体を動かしたい子どもには、短時間・短期集中型のレッスンや、歌やダンスを取り入れた教室が合うこともあります。甘えん坊で寂しがり屋な子どもには、保護者同伴が可能なクラスや家庭用の英語教材から始めるという方法もあります。
環境を見直す際は、無料体験レッスンで子どもの表情や反応を確認することをおすすめします。楽しそうに参加できているか、先生との相性はどうか、周りのお子さんの様子になじめそうかなど、実際の雰囲気を見て判断することが、選び直しの失敗を防ぐ手がかりになります。可能であれば1回だけでなく複数回体験し、子どもの反応の変化を見てみましょう。
子どもが英会話を嫌がる背景には、性格や発達段階に応じたさまざまな理由があります。無理強いせず、子どもに合った環境を見つけることが、英語を楽しく続けるための近道です。スクール選びに迷ったときは、下記のページも参考にしてみてください。
講師スタイル別に、幼児期から通える子ども英会話スクールを紹介します。子どもに合った学び方を選ぶために、ぜひ参考にしてみてください。
※選定基準※
2022年3月10日時点で、「子ども 英会話スクール」でGoogle検索してヒットした上位40校を選定。
そのうち、全国47都道府県に校舎があり、少人数(8名まで)のレッスンに対応しているスクール3社をピックアップ。